車中泊をしたいけど、マナー違反で起こられたくないな
非常識な行動をして、周りに迷惑をかけたくないなぁ
と思ったことはありませんか?
僕自身、車中泊をしているときにマナー違反の方が隣で車中泊していて、非常に迷惑をかけられたことがあります
車中泊3年目のぞえぱぱが、日本RV協会の「公共駐車場でのマナー厳守10ヶ条」をもとに7個の車中泊マナーを説明します
この記事を読むことで、車中泊のマナーが分かるので、怒られたりトラブルになることがなくなります
結論:自分だけがその場所に泊まっていると思うな
それでは早速見ていきましょう
【車中泊マナー1】長期滞在を行わない
車中泊マナーの1つ目は、長期滞在を行わないことです
当然のことなのですが、SA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)、道の駅は宿泊施設ではないからです
SAやPAは、高速道路の休憩所です
ほかの方も使われる公共の場所で、仮眠は認めているけど宿泊は勧めていない場所なのです
なので、人気の場所で連泊や朝から晩までいたり、混雑する時間から施設の近くに止めて車中泊をすることはマナー違反です
仮眠と宿泊の違いは不明瞭ですが、SAや道の駅などを利用する場合は必要最小限にとどめましょう
例えば、閉店時間付近に到着し、施設で必要なものを購入してから車中泊をするなど工夫をします
僕自身も、人気SAの施設に近い場所で車中泊をしている車が多くて、車中泊の車より遠いところに止めて施設を利用した経験があります
他の方に迷惑をかけないためにも、混雑する時間での車中泊は避けて長期滞在は行わないようにしましょう
【車中泊マナー2】キャンプ行為は行わない
車中泊マナー2つ目は、キャンプ行為は行わないことです
駐車場2台分を使用してタープやテントを広げたり、料理をすることは周りの方に非常に迷惑だからです
例えば、ショッピングモールの駐車場で休憩のためにイスやテーブルを広げたり、BBQをしていたら非常識ですよね
当たり前ですが、駐車場は車を止めるための場所です
道の駅を利用した時に、車を駐車場の前に寄せて後ろにスペースを作って、テーブルとイスを広げてお茶をしていた方がいらっしゃいました
これも、マナー違反です
周りの方に非常に迷惑になるので、キャンプ行為は行わないようにしてください
もし、駐車場のそばでキャンプ行為を行いたいのであれば、オートキャンプ場やRVパークを利用すると他の方に迷惑をかけずにキャンプを楽しむことができるのでおすすめです
【車中泊マナー3】許可なく公共の電源を使用しない
車中泊マナー3つ目は、許可なく公共の電源を使用しないことです
コンセントを見つけたとしても、そのコンセントは自分がお金を払って使わせてもらっているものではないからです
確かにRVパークでは、お金を払ってコンセントを使用させてもらうことがサービスの1つとしてありますが、道の駅、SAやPAのコンセントを見つけて無許可で使用することは非常識です
例えるなら、イオンやアウトレットの敷地内にあるコンセントを見つけて、勝手にスマホやポータブル電源の充電を行っている状態です
緊急性が高くてどうしてもコンセントの使用が必要な場合は、施設の方に使用の許可を頂いてから使用するようにしましょう
なので、許可なく公共の電源は使用しないようにしましょう
【車中泊マナー4】ゴミの不当投棄はしない
車中泊マナー4つ目は、ゴミの不当投棄はしないこと
車中泊では、ゴミは家に持ち帰って投棄することがマナーです
例えば、家で出たゴミをスーパーやコンビニなどに捨てることはマナー違反ですよね(リサイクルは別です)
車中泊中に出たゴミを、道の駅やSAなどのごみ箱に投棄するのは、家で出たゴミをスーパーやコンビニに捨てていることと同じです
とはいえ、長期の車中泊旅だとゴミが溜まって困りますよね
そんな時は、お金を払えばゴミを捨てさせてくれるRVパークを利用しましょう
例えば、5泊6日の車中泊旅とかであれば、3泊目にRVパークを利用してゴミを捨てることで、ゴミによる車内の臭いや、スペースの問題が解消されます
このように、RVパークを上手に利用しながら、道の駅やSAなどでゴミを不当投棄しないようにしましょう
【車中泊マナー5】グレータンクの排水は行わない
車中泊マナー5つ目は、グレータンクの排水は行わないことです
・グレータンクとは食器を洗ったり、シャワーから出るような生活排水のこと
・ブラックタンクとはトイレの汚水のことで、キャンピングカーのトイレやカセットトイレに付いています
グレータンクの排水を、道の駅やSAなどの洗面台やトイレで流すことはマナー違反です
もちろんブラックタンクの排水もです
なぜなら、他の利用者の迷惑になったり、トイレが詰まったりするからです
じゃあ、グレータンクやブラックタンクの排水はどうしたらいいの?
それは、家に持ち帰って投棄するか、キャンプ場やRVパークに併設されている「ダンプステーション」を利用しましょう
(ダンプステーションとは、汚水処理施設のことです)
ダンプステーションの利用料は、宿泊なら無料や、日帰りなら500円~などで利用できるところが多いです
もし、「ブラックタンクの処理を自分でするのが嫌だ」と思う方は、ポータブルトイレや携帯用トイレの使用をおすすめします
なぜなら、ポータブルトイレや携帯用トイレで用を足すと、可燃ごみとして投棄することができるからです
携帯トイレなどで使ったゴミは、「し尿ゴミ」として分かるようにして投棄しましょう
なぜなら、ゴミ収集車で破裂し、作業員の方にかかってしまった事故があるからです
このような悲惨な事故を防ぐためにも、必ず「し尿ゴミ」と分かるようにして投棄しましょう
生活排水やトイレの汚水も捨てるところが決まっているので、マナーを守って自宅やダンプステーションで流すようにしましょう
【車中泊マナー6】車椅子マークの所に駐車しない
車中泊マナー6つ目は、車椅子マークの所に駐車しないことです
この理由は単純で、車椅子マークの所は体が不自由な方や高齢者・妊婦さんなどが止める場所だからです
障害も何もない方が車椅子マークの所に止めてあるのを見たことはありませんか?
その時のあなたはポジティブな感情だったでしょうか
駐車場が混んでいて、空いている車椅子マークの所に止めたくなる気持ちはわかります
しかし、車椅子マークの所に駐車をしてしまうと本当に必要とされている方が困ります
だから、車椅子マークの所に駐車するのはやめましょう
【車中泊マナー7】無駄なアイドリングをしない
車中泊マナー7つ目は、無駄なアイドリングをしないことです
無駄なアイドリングは、地球温暖化の促進や、周りの方の騒音となり迷惑だからです
キャンプ場や道の駅で車中泊をすると、想像以上に静かなことに驚きます
そんな静かな中アイドリングを行うと、エンジン音が周囲に響き渡って非常に迷惑になります
僕も、隣の方がアイドリングを行っていたなかで車中泊をした経験があります
この時は最悪でした
静かに寝ていたのに、時々うなるエンジン音…
うるさくて本当にストレスでした
なので、無駄なアイドリングはやめましょう
アイドリングする音がうるさくて迷惑になることは分かったけど、暑かったり寒かったりしてアイドリングしたいときはどうしたらいいの?
初心者の方やポータブル電源を持っていない方で、どうしてもアイドリングせざるを得ない状況になった場合は、周りに誰もいない場所で車中泊をするか周りに誰もいない場所まで移動するようにしましょう
ただし、熱中症対策や快適な車中泊旅のためにも、ポータブル電源はあった方がいいと思います
まとめ
ゴミのことや、道の駅の駐車場内でテーブルやイスを広げるなど、案外やってしまいそうなこともあったと思いませんか?
「今回だけ」とか、「まぁいっか」という気持ちでマナー違反を繰り返していると、周りの人に迷惑をかけます
そんな迷惑な車中泊をする人は、道の駅やSAなどの施設の方からすると「来ないでほしい」という気持ちになり「車中泊を禁止」する場所が増えますよね?
結果、マナーを守って車中泊をしている方にも迷惑がかかるし、自分の首を絞めることになります
なので、車中泊をするときは
・長期滞在しない
・テーブルやタープを広げない
・許可なく電源は使わない
・ゴミや生活排水は、家か決められた場所で投棄する
・車いすマークの所に止めない
・無駄なアイドリングをしない
という最低限のマナーを守って、車中泊を楽しみたいですね