車中泊で何をしたらバッテリーって上がるの?
と思ったことはありませんか?
僕も実際に、バッテリーが上がったことがあります…
バッテリーが上がった時は、知識が無かったのでひたすら焦って不安になりました
バッテリーが上がって困る人が少しでも減って欲しいなと思い、バッテリーを2回も上げたことがあるぞえぱぱが、王手自動車メーカーの友人である現役整備士にインタビューしながらこの記事を書きました
・車中泊でバッテリーをあげたくない人
・バッテリーが上がったときの対処法を知りたい人
・バッテリーが上がる原因
・バッテリーが上がった時の対処法
・バッテリーを上げないようにするにはどうしたら良いのか
この記事を読むことで、バッテリーが上がってしまったらどうしようという不安がなくなります
万が一バッテリーが上がってしまっても、自分で解決できるようになるので安心して車中泊ができます
【結論】
車中泊で目隠しをする前に、ライトが消えているか確認する
誰でも簡単にできるバッテリー上がりの対策について見ていきましょう
バッテリーとは
そもそもバッテリーとは「充電して電池を蓄えている箱」のことです
でも何でコンセントもさしていないのになぜ車のバッテリーは充電されるのか
それは、「オルタネーター」という発電機がエンジンをかけていると回るので、エンジンをかけている間はバッテリーが充電されているということです
エンジンをかける時に、「セルモーター」という部品がバッテリーから電気をもらってエンジンを動かします
つまり、バッテリーが上がってしまった場合、セルモーターに電気を分けてあげれないのでエンジンがかからなくなってしまいます
バッテリーが上がる5個の原因
バッテリーがあがるということは、バッテリーという箱の中にためていた電気をジャンジャン使って、残りの電気がが0になっている状態のことです
どんな行動が、バッテリーの中の電気を0にしてしまうのかを見ていきましょう
ライトのつけっぱなし
一番多い原因が「ライトのつけっぱなし」です
僕はライトをつけっぱなしにたまま車中泊をしてしまい、バッテリーが上がったことがあります…
なぜ、ライトをつけっぱなしにするとバッテリーが上がるのかというと、懐中電灯をつけっぱなしにしておくと、電池が切れてしまうのと同じ原理です
車も「ヘッドライト」や「ハザード」がついていると、バッテリーの中に貯めていた電気がが切れてしまうので、バッテリーが上がるのです
半ドア
半ドアになると何でバッテリーが上がるのかというと、半ドアになったらルームランプがついてる状態となり、バッテリーの中の電気を消費するのでバッテリーが上がります
エンジンをかけずにエアコンやラジオを使う
「バッテリーとは」で説明した通り、エンジンがかかっている状態であれば発電する部品が動くので、エアコンやラジオを使ってもバッテリーは上がりません
しかし、「キーオン」の状態でエアコンやラジオを長時間使用してしまうと、発電できていないまま電気を使うので、バッテリーが上がってしまいます
キーオンの状態とは、プッシュスタートの場合、ブレーキを踏まずにスタートキーを押してエンジンがかかっていないのにエアコンやラジオが使える状態のこと
鍵を回してスタートする車の場合、1段階奥に回してエンジンがかかっていないのにエアコンやラジオが使える状態のことをいいます
バッテリー液の補充不足
バッテリーの中には、「バッテリー液」が入っています
バッテリー液は、バッテリーの中で化学反応を起こすための液体です
最近のバッテリーは、バッテリー液が少量になっているうえに、なかなか減らないようになっています
しかし、バッテリー液が減ってしまうとバッテリーの容量も減ってしまうので、結果的にバッテリーが上がりやすくなります
バッテリーの寿命
バッテリーの寿命は平均で2~3年と言われていますが、車のタイプやバッテリーの種類、乗り方などで前後するので注意が必要です
ではどうすれば、バッテリーの寿命が近いか分かるのか
それは、
・エンジンがかかりにくい
・窓の開閉の速度が遅くなっている
・整備工場やディーラーなどで定期的な点検を行う
などで判断します
バッテリーが上がったときにやってはいけないこと
何度も繰り返してエンジンをかけようとすること
エンジンをかけようとするときに電力を一番消費します
残りのHPが少なくなっているバッテリーに、かけようとすればするほど電力が使われてバッテリーを痛めてしまうからです
バッテリーがあがったまま長期間放置すること
バッテリーが上がってしまったとしても、バッテリーの中にはわずかに電圧が残っています
バッテリーが上がったまま長期間放置すると、わずかに残った電圧も自然放電されるので、バッテリー自体の容量が減ってしまいバッテリーの交換が必要になるからです
なので、長期間車に乗らなかってもバッテリーが上がってしまいます(僕の妻は、3ヶ月程度車に乗らずにバッテリーをあげてしまってました…)
バッテリーが上がった時の対処法
バッテリーが上がってしまった時の対処法は以下の通りです
ジャンプスターターを使う
自分一人で解決するには、ジャンプスターターを使いましょう
ジャンプスターターを使うとエンジンをかけることができるので、応急処置として車を動かすことはできます
あくまでも「応急処置」なので、1時間以上はエンジンをかけてドライブや駐車場などで過ごしてバッテリーが充電されるのを待ちます
その後は、ガソリンスタンドや車屋さんなどでバッテリーの電圧を確認してもらいましょう
バッテリー上がりはいつ起こるか分からないので、ジャンプスターターを車に積んでおくことをおすすめします
他の車のバッテリーを繋いで充電する
近くに知人がいたり助けてくれる人がいた場合は、車と車のバッテリーをブースターケーブルを使って充電を行います
この時に注意が必要なのは
・軽→普通車は助けられないこと(普通車→軽はOK)
・つなぎ方を間違わないこと
・ハイブリット車は、助ける側でつなぐことができないこと
の3つが挙げられます
つなぎ方を間違わないことがとにかく重要です
友人の現役自動車整備士に正しいつなぎ方をインタビューしました
正しいつなぎ方は、
故障車の+端子(赤)→救援車の+端子(赤)→故障車の-端子(黒)→救援車の-端子(黒)
の順です
端子と端子を繋ぐ場合は必ずエンジンは切り、感電しないように注意が必要です
JAFを呼ぶ
道路における最強の味方「JAF]を呼びましょう
JAFは、JAF会員でなくても呼ぶことができます
JAFでできるロードサービスは、
・バッテリー上がり(会員じゃない人は13,130円)
・パンク(13,130円)
・キー閉じこみ(15,230円)
・燃料切れ(16,770円)
などがあり、他にも様々なサービスが0円で受けることができます(燃料切れの場合は燃料代が必要)
年会費5,500円(約450円/月)で上記のロードサービスという保険がつくので、車中泊をする方は特にJAFの加入をおすすめします
加入している保険会社のロードサービスを使う
自身が加入している保険会社でも、ロードサービスを受けることができるかもしれません
「事故」以外にも、自分がどのようなサービスを受けることができるかを確認しておきましょう
バッテリー上がりを防ぐには
バッテリー上がりを防ぐには、以下の3つが必要です
・定期的にバッテリーの点検を行う
・定期的に長距離の運転を行って、バッテリーを十分に充電する
・エンジンが止まっているときに、ライトやエアコンを使い過ぎない
定期的にバッテリーの点検を行う
車もバッテリーも、消耗品です
消耗品を長く使用するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません
ですので、少なくとも半年に1回はディーラーや車屋さんで点検を行ってもらいましょう
定期的に長距離の運転を行って、バッテリーを十分に充電する
バッテリーは、自然放電します
なので、定期的に長距離の運転を行ってバッテリーを充電させることが必要になります
月に何回か車中泊をしに行けば十分充電されるので、車中泊を楽しみながらバッテリー上がりを防ぎましょう
エンジンが止まっているときに、ライトやエアコンを使い過ぎない
エンジンが動いていない状態でライトやエアコンを使いすぎると、溜まっていた電気を使い切ってしまってバッテリーが上がります
僕は車中泊でルームランプをつけたまま寝てしまい、バッテリーを上げた経験があります…
なのでエンジンが止まっているときは、エアコンやライトは使い過ぎないようにしましょう
バッテリーを上げないためには…
バッテリーの仕組みが理解できれば、どのような行動がバッテリー上がりの原因になるかが分かったと思います
車中泊でバッテリー上がりを防ぐためには、「確実に電気を消す」「車内で過ごすにはルームランプではなく照明器具を使う」ようにしましょう
万が一、バッテリーが上がってしまった時のためにジャンプスターターを車内に積んでおく方がいいかもしれません
日頃からバッテリー上がりの対策を行って、快適な車中泊を楽しみましょう