夏にスポットクーラーを使わなくても車中泊ってできるのかな
涼しい場所で窓を開けていたら夏でも車中泊できそうだなと思ったことはありませんか?
残念ながら、夏の車中泊を安易に考えていると熱中症になります
3年間車中泊をした中で、2回熱中症になったことがあるぞえぱぱが
夏の車中泊の注意点と対策を解説します
この記事を読むことで、熱中症になりやすい環境と、スポットクーラーを使わずにできる対策が分かります
夏の車中泊の結論は、窓を1/3程度開けて扇風機をかけて体を冷やして寝ることです
どうしても夏に車中泊がしたいなら、あらゆる対策が必要です
この夏に車中泊を考えている方は、ぜひ参考にしてください
熱中症になりやすい環境
熱中症の対策をするには、どのような環境で熱中症になりやすいのか知っておかなければいけません
熱中症になりやすい環境とは、以下の通りです
熱中症を引き起こす条件は、「環境」と「からだ」と「行動」によるものが考えられます。
環境省熱中症予防情報サイト
「環境」の要因は、気温が高い、湿度が高い、風が弱いなどがあります。
「からだ」の要因は、激しい労働や運動によって体内に著しい熱が生じたり、暑い環境に体が十分に対応できないことなどがあります。
それでは、車中泊での熱中症の注意点を見ていきましょう
【熱中症の注意点1】窓を閉め切ったまま寝るな
熱中症の注意点1つ目は、窓を閉め切ったまま寝ないことです
窓を閉め切ったまま寝てはいけない理由として、夜は涼しくても朝方から急に暑くなるからです
なぜ、朝方から急に暑くなることを知っていたのに窓を閉め切ったまま寝たのかというと、車中泊をした場所が「生活している所に比べて涼しい場所」だったからです
完全に油断しました
夜は寝心地も良く快適に入眠したけど、朝5時くらいからサウナに入っている感覚で目が覚めました
そしてそのまま、熱中症(1回目)となりました…
なので、窓を閉め切ったまま寝ることはおすすめしません
窓を閉め切ったまま寝るのが危険なのは分かったけど、どうやって対策をしたらいいの?
対策として、車内の空気を循環させるために窓を1/3程度開けましょう
窓を開けておかないと日光で車内がどんどん暑くなり、湿度も高いからサウナのようになってしまいます
さらにおすすめなのが、充電式の小型扇風機を買うことです
車中泊をする場所によっては、風が全然車内に入ってこない時もあります
そんな時に、小型の扇風機があれば車内の空気が循環されて涼しくなります
充電式の小型扇風機を購入するなら、多少高くても絶対に「首振り機能」があるものをおすすめします
僕はケチって首振り機能がないものを買ってしまいました
首振り機能のない扇風機は、車内の空気を循環させる力が弱いので車内全体が涼しくなることがなく、自分に直接当てるだけの役目となってしまいました…
なので、「首振り機能付き」の扇風機を買うことをおすすめします
【熱中症の注意点2】日光を入れるな
熱中症の注意点2つ目は、日光を出来るだけ入れないようにすることです
熱中症の注意点1つ目にも書いた通り、日光が入ってくると車内が猛烈に暑くなるからです
例えばガソリンを入れるために降りて、入れ終わって車内に入った時、「早くクーラー効いてくれー」って思うぐらい暑くなりますよね…
短時間でも暑くなるのに、「数時間も」と考えるとゾッとします
しかも、気付かないうちに暑くなっていくので熱中症になってしまいます
だから日光は、できるだけ入れないようにしないといけません
じゃあどうやって日光を入れないようにしたらいいの?
それは、「カーテンをつける」「サンシェードを使う」ことで対策ができます
具体的に、フロントガラスはサンシェードを使います
理由は、フロントガラスは地面に対して斜めになっている上に、湾曲している形だからです
斜めのガラスに対してカーテンは合わないし、湾曲しているから「スタイロフォーム」という発泡スチロールのような断熱材もうまく合わないので、フロントガラスにはサンシェードを使います
車の横のガラスにはカーテンを使います
カーテンとサンシェードについて知りたい方は↓
熱中症の注意点1でも書いた通り、窓は1/3程度開けるのでサンシェードは使えないし、1/3程度開いている窓にスタイロフォームを当てても防犯上よくないので、車の横のガラスにはカーテンを使います
【熱中症の注意点3】網戸をせずに寝るな
熱中症の注意点3つ目は、網戸をせずに寝ないようにすることです
網戸と熱中症は直接関係ないですが、窓を開けて寝ていると「蚊」が車内に入ってくるからです
蚊が入ってくると、蚊の音で目が覚めるし、入ってこないように窓を閉めたくなりますよね…
蚊がはいらないように窓を閉めてしまうと、今度は暑くて眠れません…
このような悪循環に陥ってしまうので、網戸をせずに寝るのはおすすめしません
では、対策はどうするのか
・車用の網戸を買う
・自分でつくる
のどちらかになります
網戸は換気扇と併用しながら簡単に作れるので、作ることをおすすめします
自分でつくっていくと、愛着が湧いたりするので楽しくなっていきますよ
網戸については↓
【熱中症の注意点4】枕元に水分を置かずに寝るな
熱中症の注意点4つ目は、枕元に水分を置かずに寝るなということです
なぜ枕元なのかというと、枕元以外に水分を置いておくと取りに行くのが面倒だからです
また、熱中症になってしまったときは、冷たい水分を飲むことが効果的なので、すぐに手の届くところに水分を置いておきたいからです
僕の体験上、熱中症になったら頭がぼーっとして、とにかく動くことがしんどくなります
ましてや熱中症になって手足がしびれている状態で、足元や運転席・助手席のところを探すとなると、さらに自分を追い込むことになってしまいます
なので、枕元に水分を置かずに寝ないようにしてください
スポーツドリンクや水を寝転びながらでも飲めるように、ペットボトルの飲み口をストロータイプに変えておくことが特におすすめです
【熱中症の注意点5】体に熱をこもらせるな
熱中症の予防5つ目は、体に熱をこもらせないようにしなければいけません
なぜなら、体に熱がこもると熱中症になりやすいからです
例えば、窓を閉め切ったまま寝てしまうと、日光により車内が暑くなって体に熱がこもってしまいます
なので、体に熱がこもらないように事前の対策が必要です
ではどのような対策があるのか
・頭と枕の間に大きい保冷剤(アイスノン)を入れる
・冷えピタをおでこや首に貼る
などがあります
頭と枕の間に保冷剤を入れることによって、顔周りが涼しくなって寝やすくなります
冷えピタを首の横(頸動脈)に貼るのも効果的です
なぜなら、動脈は勢いよく血液が流れていて、その血液を冷やすことによって、冷えた血液が全身を巡って体を冷やすからです
なので、冷えピタを頸動脈に貼って寝ることをおすすめします
【熱中症の注意点6】お酒をたくさん飲んで寝るな
熱中症の注意点5つ目は、お酒をたくさん飲んで寝ないことです
なぜなら、アルコールを体の外に出すように肝臓が働いて、脱水になりやすいからです
ただでさえ暑いから寝汗もかくのに、アルコールを飲むと肝臓が頑張ってくれるから余計に水分を失います
僕の場合、500㎖のビールを2本飲んで寝ただけで熱中症(2回目)になってしまいました…
たった生中2杯分のビールでも、日光を遮れていなければすぐに熱中症になってしまいます
だから、お酒をたくさん飲んで寝ないことをおすすめします
でも暑いし夏だし、キンキンに冷えたビールやハイボールを飲みたいです…
と思いますよね?
対策はどうしたらいいのか
それは、お酒を飲むなら同じぐらいの量の水を間に飲みましょう
水分も一緒に摂ることで、熱中症のリスクが下がるのでおすすめです
【熱中症の注意点7】危険を感じたら迷わずクーラーを使え
熱中症の注意点7つ目は、危険を感じたら迷わずエンジンをかけてクーラーを使うことです
なぜなら、熱中症になった場合はいかに早く体を冷やすかがキーポイントだからです
僕も1回目の熱中症になった時は手足がしびれてきて、頭もぼーっとしてきたのですぐに車のクーラーをかけました
車内が冷えてくると共に、ぼーっとする感覚も落ち着いていきました
なので、危険を感じたら迷わずクーラーをかけましょう
エンジンをかけたままクーラーをかけて寝てもガソリンが減るだけです(プリウスで4時間程度クーラーをかけていたら、ガソリンのメモリは2個減った程度でした)
2,000円程度のガソリン代で命を守れるなら安いもんです
まとめ
夏は虫も多いし、熱中症になるリスクが高いので極力おすすめはできません
夏の車中泊でスポットクーラーを使わずに熱中症にならないようにするには、
・窓を1/3程度開けて網戸をつける
・日光は極力入れない
・充電式扇風機で空気を動かす
・大きい保冷剤や冷えピタを使う
・お酒を飲むなら水も一緒に飲む
・最終手段として車のクーラーをかける
ことが大事
しっかりと対策することで、夏でも車中泊が行えます
スポットクーラーを使うことで今回の記事のリスクはグンと減るので、購入をおすすめします…
命が一番大事
万全の対策をして、車中泊を楽しみましょう